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未婚ママになることを選んだ私。これが私の生きる道。


by satoko0404

ついにやってしまった

ついにやってしまいました( >_<)

先週土曜日、外出先で息子が転んで口元を強打。
前歯で下唇を内側から外側へ貫き、10針ほど縫う怪我を負いました。

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抜糸前の雄姿(?)


いつかはやると思っていたけれど…

保育園でも人一倍落ち着きのない元気いっぱいの息子。
母として、いつか血を見る日が来るんだろうなあと
漠然とした覚悟のようなものはありましたが、
まさかこんなに早く、こんなに突然に訪れるとは!

それは土曜日、品川のEPSON品川アクアスタジアムでの出来事でした。

この日、連日の深夜残業で疲れ切っていた私は
午前中あまり息子の相手をしてやれず、外にも連れて行ってやれなかったため、
息子のお昼寝が終わったらどこかへ連れて行ってやろうと
雨でも夜でも楽しめるアクアスタジアムへと出かけていたのです。

ここで息子が一番楽しみにしていたのはイルカのショー。
でも、ショーが始まるまで時間があったので、
ほかの水槽を見たりアシカのショーを見たりして時間を潰し、
いよいよイルカのショーまであと30分となったところで
息子が待ちきれなくなりショー会場へと向かいました。

会場は円形劇場のような形で真ん中に大きな水槽があり、
周りをぐるりと取り囲むように階段状のスタンド席になっています。
屋内、しかも夕方だったので、
暗い中ブルーの照明を受けて水面はキラキラと輝き、
そこにイルカたちがゆったりと泳いでなんとも幻想的な雰囲気。

その光景に息子は大興奮してしまい、
私の手を離れてトントントンと階段を下り、
中段あたりの椅子に自分で腰かけようとしているのが見えました。

しかし次の瞬間…

ゴロン。

バランスを崩して前のめりに転倒。
やってしまった、というわけです。


ただただオロオロ

転ぶ姿が私の目にスローモーションのように飛び込んできたと同時に
息子がワンワン泣きはじめ、
「もー、なにやってるの~」といつもの調子で駆け寄って抱き起したら、、、

ナント、口の周りが大出血!!!

そこからは私、あまり記憶がありません。
とにかくものっすごい慌てました。

どうしよう、どうしよう、どうしよう。

階段を駆け上がって息子を片手で抱き抱えて床に座り込み、
バッグから息子の着替え用のスウェットパンツを取り出して傷口へ。

転んだとき、すぐ前の席に座ってらしたおばさまが
心配して追いかけてきてくださり、
とにかく強く押さえてあげて、その方が血が止まりやすいからと
冷静に声をかけてくださって、
私はひたすら息子の口元を押さえます。

そのおばさまがそばにいたスタッフの方に声をかけてくださり、
プリンスホテルの方で病院を探して頂けることになりました。

息子は大声で「痛い、痛い」と泣くばかり。
私も「だいじょうぶだよ、だいじょうぶだからね」と声をかけながら
口元を押さえて抱いてやることしかできません。
無力。情けない。
そんな気持ちでいっぱいでした。

アクアスタジアムのスタッフの方々はとても親切に、そして迅速に
新しいタオルをたくさん持ってきてくださったり、
冷やすための氷を用意してくださったり、
つきっきりでそばにいてくださいました。
ショーが始まる直前の忙しい時間帯だったと思うのに、
本当にありがたかったです。

その後プリンスホテルの係の方も到着され、
今病院を探していますので、ということでしたが、
病院が決まるまでの時間が私にはとてつもなく長く感じられました。
きっと救急車を呼んでもこんなふうに待つんだろうな、
そんなことも思いました。

そして待つこと約20分(たぶん)。
ショーが始まる直前に、受け入れ先が決まりました。
お医者さんに診てもらえる。
そのことだけで本当に安心できました。

そしてこの頃には出血もほぼ止まり、
息子も泣き止んでいたので、
用意していただいたガーゼを傷口に貼付。

口の中を切ったとばかり思っていたら、
よく見ると口のすぐ下がぱっくりと裂けているのが見え、
あれ、外が割れちゃってる、とその時にやっと気がつきました。
このときまで、あまりの出血に怖くて傷口を確認できなかったんです(^^;

病院へ行くためのタクシーを
ショー会場のすぐそばの通用口につけて頂けることになり、
ちょうどショーも始まったので、
タクシーを待つ間ショーを観ることにしました。

なんかもうショーでも見て気持ちを落ち着けないと、
胸がざわついて平静を保てなかったんだと思います。

でもこのイルカのショー、本当に素晴らしかった!
さすがはショーを中心に据えているだけあり、
普通の水族館のショーとは一線を画した感があります。
トーク一切はなし、
音楽と照明とイルカたちのパフォーマンスで構成された
とても完成の高いエンターテイメントでした。
音響も素晴らしかったし。

そんなわけで、私はさすがに気持ち半分くらいでしか観られませんでしたが、
息子はショーが始まったとたんにもう釘付け。

怪我のことなどすっかり忘れた様子でおやつを要求し、
ぱっくり傷口が開いたままラムネやボーロを食べ出す始末。
さすがにジュースを飲むのは我慢させましたが(- -;

結局タクシーが到着するまで時間がかかり、
ショーも最初から最後まで楽しむことができました。


そして病院へ

受け入れ先は信濃町の慶應義塾大学病院(形成外科)でした。
タクシーで20~30分かかったでしょうか。

プリンスホテルの方がタクシーの運転手さんへの行先説明から
救急外来への連絡、私のための地図の準備まで
完璧に対応してくださっていたので、
現地では迷うこともなくすぐに受付を済ませることができました。

さすがに都心の救急外来なのですぐには診て頂けず、
30分くらい待って診察室へ。
傷口の処置が必要ということで、処置室へ通されました。
テレビしか見たことのない救急外来の風景そのまんまです。

そして先生に診て頂いた結果、外側だけでなく内側も切れていること、
しかも貫通していることを告げられ、私はまた血の気が(- -;
ああ、本当に大変なことになってしまった。
そんな気持ちでいっぱいでした。

外側は縫合した方が良い、
できるだけ目立たないようにするがどうしても傷跡は残ってしまうだろう、
そんな説明を受けたと思います。
先生は私と同じ年くらいかな?という男性と女性の2名で、
とても丁寧に説明してくださいました。

処置の間は私は待合室で待たなければならず、
息子は当然痛みと恐怖で泣き叫び、
私はその声にただ涙を流すばかりで、再び自分の無力さを痛感しました。

局所麻酔をして縫合、ということで10分ほどで終了。
私が処置室へ戻り、息子の拘束も解かれると、
息子は私にしがみついてようやく泣き止みました。
傷口は横幅2cmほどで、10針ほど縫ってありました。

飲み薬と塗り薬を処方され、薬を受け取って再びタクシーで帰宅。
家に着いた頃には23時近くになっていました。
息子はタクシーの車内で平気でジュースを飲んだりしていましたが、
時間も遅かったのでこの日は帰宅後ベッドに直行でした。


…と、まとまりなくだらだらと書いてしまいましたが、
これがことの顛末です。

私が手を離してしまった一瞬のうちの出来事で、
私に気の緩みというかもう自分でしっかり歩けるという過信というか、
そういうものがあったのだと猛省しています。
「肌を離して手を離すな」と言われる幼児期、
100%は無理ですが、今回のことを教訓に肝に銘じたいと思います。


そんな事故から5日目の今日、無事に抜糸を終えました。

ついにやってしまった_f0225521_1939314.jpg

月曜日に再診に行きましたが、火・水は保育園にも登園。
今のところ回復は順調で、GWも予定通り帰省できそうです。

本人も怪我の翌朝からいつも通りガツガツ食べて元気いっぱい!
痛いなんて一度も言わないし、子どもの治癒力には本当に驚くばかりです。

怪我は今はテープで保護しているだけで、GW明けに再診の予定です。
その後は、順調なら1か月後に診てもらって終了とのこと。


私たちにとっては大事件でしたが、
思ったより大事にならず、このくらいで済んで今はほっとしています。
このまま無事に治りますように。私も通院頑張ります。

連休中も気をつけなきゃ。
みなさんもくれぐれも怪我にはお気をつけくださいね。


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by satoko0404 | 2013-04-25 19:41 | 息子(2歳9ヶ月)